保護した猫が我が家で出産!【ねこらいふ動画まとめ】チーがうちの子になるまでのストーリー
保護猫が我が家で出産!チーがうちの子になるまでの日々と産まれた二匹の仔猫の成長記録(ねこ動画)です。
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1.小さなネコさんとの出会い
目次
出会いは2年前の秋の事です。
引っ越してきた家に毎日のように小さなお客様がやって来るようになりました。
猫を飼育した経験は遠い昔の事でしたが、夫も私も無類の猫好きだった為、その小さなネコさんが来てくれるのを心待ちにするようになったのです。
ふっくらと毛並みの良い美ネコさん。栄養状態が良いのでどこかの飼い猫でしょうか。
ネコさんと呼ぶのも何なので、この可愛らしい小さい猫を『チー』と呼ぶようになりました。
ある日、駐車場からよその家の庭先でチーが日向ぼっこをしている姿を見かけました。
物干しざおにかかった干し柿や、洗濯物を見る限り高齢者の一人暮らしのようです。
「おじいさんに飼われているのね」
私はそう思い、むやみにエサをあげたりせず時々やってくる小さい猫を見守っていました。
2.ある日突然、飼い主が不在になった猫
11月の木枯らしが吹く寒い夜、近所にけたたましいサイレンを鳴らして救急車がやってきました。
窓から赤い回転灯が見えます。
「おじいさんの家だ」
そのあと自宅のチャイムがなりました。
外に見えたのは二人の警官のすがた。
警官「今、救急車が来ましたか?」
巡回中でたまたま救急車が立ち去るのを見かけたので確認のため近所に聞いてまわっているそうです。
警官「無線で確認したところ、一人暮らしの高齢の男性が急病で病院に搬送されたそうです。事件性はありませんのでご安心ください。」
ネコはどうしたんだろう
とてつもない不安に私は仕事帰りの夫に連絡を入れて猫のエサを買ってきてもらうことにしました。
11月の夜は寒い。
ひとまず家にあった発泡スチロールと段ボール箱で猫のためのシェルターを作り、暖かい毛布を入れて軒下に置きました。
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3.箱の中に残ったぬくもり
翌朝、箱の中を確認すると毛布のくぼみが出来ており、かすかな温もりが残っていました。
私たち夫婦は共働きで帰りが遅いので箱の中にカリカリのキャットフードを少しと、軒下にお水を入れた器を用意して出かける事にしました。
帰宅後、箱の中を確認するとキャットフードがなくなっていました。
姿は見えませんが確実にお客さんが来ているようです。
「チーが寒い想いをしなければいいね」
ネコに関わることになって知った野良猫の過酷な生活。
私たちはしばらく箱に来るお客さんのために水とエサの補給をする事にしました。
4.週末に大寒波がやってくる
12月になりました。
チーは以前のように窓越しに中を覗いています。
箱にやってきてはきれいにエサを平らげ、夜は風をよけて毛布にくるまって寝ているようです。
箱の入り口を狭くしてフリースの布を多めに入れてあげました。
冬に気を付けなくてはならないことは、猫が車のトランクルームに入り込んで暖を取ってる可能性があることです。
朝の出勤時は「今から車に乗ります」とバタバタとわざと音をたててアピールしてから乗るようになりました。
そんなある日ラジオから聞こえてきた週末に大寒波がやってくるニュース。
飼い主のおじいさんはまだ帰ってきません。
面識もないので近親者もわかりません。
夫と相談して冬の間は猫を室内に招くことにしました。
保護というよりも冬場の「一時預かり」という感覚です。
夜のリビングのベランダのサッシを少し開けてエサの器をおいてみました。
暫くするとチーがやって来ました。
いつものように中を覗くと開いたサッシの隙間からソーっと中に入ってきたチー。
私たちは気が付かないふりをしていました。
カリカリッ
エサを食べています。
食べ終わると家の中をキョロキョロと見まわし私たち人間がリアクションを取るとパッと外に出ていきました。
翌日も同じように中に入ってエサを食べました。
三日目の夜、エサを食べているチーの背後でスーッとサッシを閉める事に成功したのです。
無理強いはせず外に出たがったら出すつもりでいましたが、チーは室内のカーテンの後ろに隠れたまま大寒波の1夜を過ごし朝にはまた外に出ていきました。
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5.冬越えを我が家で
1月になりました。
チーは私たちの仕事に出かける時間帯は外に出かけ、私たちどちらかの帰宅時間にやってきて室内に入れてほしいと外で合図を送ってくれるようになりました。
夜は室内の暖かい場所でリラックスして寝るようになり、日に日に私たちにも慣れてきました。
おじいさんはまだ帰ってきません。
6.猫の恋の季節がやってきた
2月になりました。ベランダのスノードロップが雪の間から顔を出したころ。
猫たちの恋の季節がやってきました。
ある月明りの夜、大きめの声を上げて鳴いたチー。
外に出してほしいと荒ぶるので止む無くサッシを開けると月明りを背景に、少し大きめのキジトラの猫のシルエットがみえて二匹で何処かに連れ立っていきました。
それからしばらくしてチーに妊娠の兆候がみえてきたのです。
7.保護した猫の出産を前に家族会議をする
留守中に出産したら子ねこも野良猫になってしまう。
カラスや道路を通行する車、外は危険でいっぱいです。
なにより寒さに凍えて死んでしまうかもしれません。
家で産んだらチーを外に出さずに家で面倒をみよう。
そして子ねこ達の里親を探そう。
外で産んだらチーと産まれてくる子ねこの運命に任せるしかない。
日に日に大きくなっていくチーのお腹。
室内で産んでもいいように、チーのトイレと出産用にペットシーツを購入して産箱を作りクローゼットの下の段に入れました。
8.それは休日の朝に
出産の兆候としてチーが家の中を探索して産む場所を探し始り1週間ほどが経ち、チーは日中でも私たちが在宅中は、家の中でリラックスするようになりました。
ある休日の日曜の朝の出来事です。
夫は私用で出かけ、私は遅く起きて朝食をすませ食後のコーヒーを飲んでいるとチーがソワソワして股間をグルーミングするしぐさを始めました。
いよいよお産が始まったようです。
9.無事に室内で出産した強運な保護猫
幸運にも日曜日の朝、午前9時ごろに始まった陣痛から2時間後
無事にオスのキジトラを1匹出産しました。
その30分後に一回り小さいメスのサビネコを出産することができたチー。
「二匹で良かった」
猫の出産をみるのも初体験、私のつたないアシストを嫌がる様子もなく初産のチー(後ほど獣医さんに確認した)は本能の母性で産まれた子ねこたちのお世話をするのでした。
10.撮り続けた成長の記録
こうして出産後のチーは子育てに専念する間、完全に室内だけの生活がはじまりました。
そう子育てに専念する間だけは...
猫との生活は大変さも少しあり、留守中の心配事もありますが毎日が幸せで満ち溢れています。
11.ねこらいふ動画まとめ集5話
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